上達する

Step 1

まずは穴撃ちから始めてみましょう。基本的には手のひらサイズ以上をターゲットとします。モーションが大きくなったり、速過ぎたりすると、魚に気取られて逃げられてしまいます。適切なモーション、スピードを体得しましょう。

  1. できるだけ静かに潜行し、岩の下など魚がいそうなところをのぞきます。
  2. 水底に近づくにつれ、キックを弱めていきます。
  3. 対象魚が見つかったら、背景の岩などに刺さらない程度の距離があることを確認し、気取られる前に撃ちましょう。

Step 2

初心者の方の初めの壁はブダイかも知れません。集団で行動するブダイは、不審者(私たちですね)に気づいた一匹が鳴いて仲間に知らせ、逃げていきます。ここではまず、ブダイをターゲットとした漁法をご紹介します。

  1. 対象魚を見つけ、静かに潜降(上体を90度曲げ、片足を上げます)します。
  2. 水底に近づくにつれ、キックを弱めていきます。
  3. 対象魚には可能な距離まで体で近づき(銃を持った腕は伸ばさない:写真上)、背景が刺さらない(砂)ものや距離であることを確認し、①銃を伸ばす②気付かれる③撃つ、というタイミングで行います。この、最後の①~③はほぼ同時、一瞬です。

中級者の方に、主にポンド(450g)以上の魚を仕留めやすい方法をご紹介します。ここでは「中級者」とは、ー10m以深の水底で魚が寄ってくるのを待てるようになった方を対象とします。中級の方になるといくつもの方法がありますが、ここでは魚寄せの基本形となるものをご紹介します。

Step 3

呼吸法

ステップ3では、息が長く続く呼吸法を覚えましょう。

  1. 水面でリラックスした状態で、スノーケルをくわえた状態で20回深呼吸を行います。
  2. その後、5回ほんの少しだけ早くした深呼吸を行います。気持ち早くするだけでかまいません。
  3. ラストの深呼吸では、肺に120%空気を入れるつもりで思いっ切り吸います。

Step 4

獲る

  1. 長く潜る呼吸法(上記)を行います。
  2. 静かに潜降します。(-15m以深では、水面から魚が視認できないことも多いので、必ずしも対象魚を見つける必要はありません)
  3. 水底から5m離れたところで、キックをやめます(自然に沈む)。付近の安全を確認し(オニヒトデなど)、静かに着底します。
  4. 目を閉じ、何も考えず、意識を心拍に集中させます。ゆっくりと脈打つ心拍を感じてください。
    *魚の寄せ方:いくつかの方法がありますので試してみましょう。深度、魚種、あなたがどれくらい海のリズムをマスターできているか、どれくらい待てるかによっても寄ってくる魚は変わってきます。
  5. A.うつむいたまま、砂をひとつまみ握り、パッと上に向かってまく。B.小さな貝殻などで岩をこする。(高い周波数を出すと集まりやすくなる傾向があります:写真上・左手)C.水中銃のバンドをラバーポイントのグローブでこする。D.のどで音を鳴らす。
  6. 30秒~1分後、目を開け、ゆっくりと顔を上げます。この際、周囲の魚が最も緊張しますので、微弱な心拍の乱れにも瞬時に反応し、逃げられてしまいます。意識はまだ心拍に集中させていてください(重要ポイントです)。狙う魚種、サイズのものが射程内にいれば泳ぐ方向を予測して銃を構え、可能であればキルショットを狙います。キルショットでない場合、同じ場所での漁は難しくなります。もし離れたところにいい魚がいれば、そいつに狙いをつけて「こい。こい。」と念じる(笑)。冗談のようですが、これで寄せられることも結構あります。浮上後はまた少し離れた場所(15m程度以上)で再開してください。